生きていくことは、いつの時代においても厳しいことだと思います。大きな激流の時代にあっては、尚更のことです。
食料危機、社会基盤設備の老朽化、ムラ・まちの消失など、わたしたちの生きる基本、暮らしの基盤が大きく揺らいでいます。
国際紛争・テロ、自然災害、原発事故、犯罪など、いつ、どこで発生するかわからない「平和」と「安全神話」の崩壊が私たちの傍に忍び寄っています。
ひとり一人がどうしたら幸福な人生をまっとうできるのか。
長生きすることは不幸と嘆く高齢者、結婚は非効率的と語る若者。学校や会社で心を病み将来を閉ざし引きこもる人々。
慢性化する人手不足は、企業の生産性と競争力を削ぎ落とし経済の成長を阻害。いのちや人間の尊厳を守る医療・福祉の現場においても。
既成の社会環境やシステムがもはや機能不全。既存の権力や組織も最大多数の幸福を追求することなく利己に執着し格差や貧困社会を増産しています。
もはや、政治が変われば世の中が変わるという時代は終焉しました。
個人ひとり一人の自尊心と能力を高め、ヒューマニズムに根ざした連帯社会をつくり問題解決を行う、新たなパラダイムを創り上げることに尽力したいと思います。